駆け足の春

早朝目覚める。

御影住吉、朝稽古。
内田樹師範がご不在で、助教のY浅さんの代稽古。


テーマは、「指と身体の連動」。指を意識することで、身体の動きがこれほど変わるとは、驚きの事実。丁寧なご指導に感謝。


どうも寝違えたのか、首から背中にかけて鈍痛。三宅接骨医院に駆け込み、診ていただけた。身体が、左に曲がっていたようです。長谷川さま、ありがとうございました。



そこから長駆、宝塚山本へ。

宝塚のPIONYの中庭にあるサイフリボクの木が、今年もかわいい白い花をつけた。





桜ではありません。この後、赤い実をつけるのです。美しい。



1年生勉強会。今日のテーマは、「変化させること」と「サービスとは」。


1年生は、そろそろマッサージなどに合格をもらい、お客様に直接、接し始めます。

直接、お客様に触れるので、どうしても教えられ、覚えたことを、そのまま同じように行ってしまう。どんな方へも、どんな場合でも・・。


「これで気持ちいいはず」と判で押したように同じ力加減、同じ手順で、それしかできなくなる。まるで機械のように。


お客さまは千差万別。好みも嗜好も、お一人おひとり、異なるのです。私のように、首が痛い人がいれば、柔らかくソフトに。疲れて、凝っている方には、より力強く大胆に。

その方のニーズを読みとり、技術を変化させなければ、本当の意味で喜んではいただけませんから。



「喜んでいただく」ことが、サービスの本質とするなら、その方が過去の経験から、「このくらいであろう」と予測される、そのレベルを越えなければ、「感動」には到達しません。


自転車で来られたお客様が帰られる際に、自転車を出しやすいように逆方向に向ける。雨の日なら、ハンドルとサドルを雑巾でふく。汚れていたら、磨いて、油をさす・・ここまですると少しオーバーでしょうか。

そんな話をさせていただいてから、一度、西宮へ帰宅。ワンコケアを済ませて、再び宝塚へ。


アイアスクリームとフルーツを差し入れ。




帰ったと思わせて、おやつをもっていくサプライズ。
少しでもサービスの本質を解ってもらえれば・・。



そんな春の火曜日。

桜も散り、八重桜のピンクがほころび始めている。皐月には初夏の日差しにちがいない。





春は、駆け足で過ぎていく。