喧噪の街 ホーチミン3


陽が昇る。





朝食の後、屋上にあるプールに。




快晴。朝早いからか、私以外に外国人女性がひとりだけ。プライベートプール状態。




最終日の計画を練る。今回、不参加になったメンバーにお土産は外せないし、街の散策も兼ねてぐるりと回ることに。


街は、相変わらずクラクションとバイクや車の排気音で溢れ、人びとは忙しく、その動きをとめない。







ドンコイ通りをはじめ、ロードサイドには、さらに建物が建ち、賑わいを加速。バブルに近い状態に感じる。




社会主義国ベトナムに限らず、アジアの国々は数年を待たずして国力を強め、その貧富の差を、さらに押し広げるにちがいない。







ガイドのアンさんとバスの中で話しをした際に、予測はついていたが、アメリカと中国に対しての想いや感情を尋ねてみた。


戦争博物館アメリカの諸行を熱く語ってくれた後ではあったが、案の定、中国には反感以外は持てないと。

彼女の見解では、南シナ海の資源奪取よりも、問題だらけの中国からベトナムへの外国企業や工場の転出を少しでも抑制するのが狙いだと。


デモによる工場破壊も、中国側からの工作で動いたベトナム人がいるという。公安が、すでに動きだし、厳しい取り締まりを始めているらしい。







それにしても、人の多さには驚かされる。











出会う人の顔から伺い知れることには限りがあるけれども、生きることへの飽くなきバイタリティと、どこか諦めにも似た一抹の閉塞感が。









漆塗りの工場で、卵の殻を張り合わせ絵を描く女性 ↑








しかし、社会主義の国にもかかわらず、カフェなどで働いているフレンドリーな若者たちの笑顔には、日本の若者より、輝く明日を決して疑わない、底知れぬパワーを感じる。













目もくらむほどの眩しいエネルギーを。