クール・ビューティな公妃

気品に満ちた「クール・ビューティー」(cool beauty)と賛美されたグレ−ス・ケリーという女性をご存知でしょうか?








若い方には、なじみが薄いかも。人気絶頂の最中、26歳でヨーロッパの君主と結婚し女優業から引退した女優、グレースケリーほど劇的な人生もそうない。

52歳という若さで、彗星のごとくにこの世を去った彼女の半生を描いた映画が封切られます。グレース役は、ニコール・キッドマン




ドラマティックと言う言葉で語り尽くせない半生。同時代の女優マリリン・モンローの明るさとセクシーさを前面に出した美貌とは対極にある気品。清楚ならヘップバーンでしょう。それぞれにタイプの違う「女性美」。



グレース・ケリーが、人気絶頂の最中に引退して嫁いだ国、モナコが国家存亡の危機に直面してしまう。フランスのド・ゴール大統領がモナコに過酷な課税を強要し、一触即発の緊張状態に陥ってしまい国家存亡の危機に直面したとき、大国フランスを相手にやがて万策尽きるレーニエを支え、愛する家族と国家を守るため、グレースがある覚悟を胸に開始した行動とは・・。



とにかく、すべてが劇的な彼女には逸話がたくさんあります。

長女の妊娠をマスコミに悟られないよう、カメラを向けられた際、エルメスの鞄「サック・ア・クロワ」で腹を隠した。この事でバッグが有名になり、バッグは「ケリーバッグ」と改名されたという話も頷ける。




カラーの写真も。



ほんとうに魅力的ですね。


ロードショーは、東宝系で、10月18日から。

いまから楽しみです。