繕い裁つ人

生産性を上げて、量産することとブランド化していくことは二律背反の関係にあるのか・・。



中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池谷葵の同名人気コミックを実写映画化した「繕い裁つ人」が完成したようです。




神戸、西宮、川西などでロケを敢行。映画「阪急電車 方道15分間の奇跡」のと同じく関西人には馴染みの場所がたくさんでてきます。東灘のカフェや三宮の雑貨店、神戸女学院のキャンパスも・・。池辺葵原作のコミックを­映画化した心に染みる人間ドラマです。クラシカルなミシンで洋服を作る職人肌の主人公と、­彼女を取り巻く人々が織り成す物語を紡いでいくゆったりとした作品。
『­しあわせのパン』などの三島有紀子監督(神戸女学院出身)による、服を通して結び付く人々を描く心温まる­物語はきっとあなたを魅了することでしょう。
1月31日(土)からロードショーです。



神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが……。