スタイリストの最終面談

南口オペラにて、上垣さんのスタイリスト昇格の最終面談をさせていただきました。

技術はもちろんですが、お客様に信頼していただくためには不可欠なものがあります。

心構えの確認と書かせていただくとご理解していただけるでしょうか。


わかりやすい例として、スタッフに以下のお話をよくします。

学生時代を思い出してください。クラス40名がいて、友達はたくさんできるけれど、どんなことでも話せる親友は何人いたか思い出してみると、個人差はあれど1〜3名という感じ。

一生を通じてとなるとさらにその数は限られます。

人は千差万別で、おひとりとして同じ方は存在しません。10名のお客様を担当させていただき、10名ともに大満足ということは至難の業です。

それでも、誠心誠意、全力を出し切らねばなりません。その方に心を開いていただき、気持ちを通わせ、その方の望まれる技術、接客の方法を理解してアプローチを考え、ことに当たる。

どの方にも公平平等に接するは当然として、首尾一貫、素の自分で通用する場合とそうでない場合がある。時として自分自身を変化させる必要が生じます。

心を通じ合わせ、その方に喜んでいただける技術や接客がやり切れた時、自分自身の二本の手で作り出したヘアスタイルに誇りと自信を感じることができます。

クリエイティブな美容師としての真の喜びを手にしてほしい。

たくさんのお客様と接する接客業ですから、そのあたりを理解し、さらに精進してもらうべく、毎回お話をさせていただきます。

スタートラインに立ち、その眺めを目に焼き付けて、忘れずにいてほしい。

お客様の支持を得れて、はじめてスタイリスト。

たくさんの方に支持していただける美容師に成長してほしいと、こころより願っています。