キングスマン ザ・シークレットサービス

残りのピースは、見事にぴったりと納まった・・このオチは最後に。



人が目的に向って努力し、成長していく姿に感動を覚えない人はいないでしょう。






超が付くほどのおバカ映画でありながら、世界的大ヒットとなっています「キングスマン ザ・シークレットサービス」の魅力はそのあたりにあります。

初日レイトショーで鑑賞してきました。満席であろうと想像していましたが、最終の回ということもあってか、空席もかなり。それでも、映画が始まるとノン・ストップで過激なアクションの連続。エンドロールが流れても席を立たずに、余韻に浸るオーディエンス多数。




スパイ活動中に亡くなった父を持つエグジー。父親が亡くなってから17年が経過し、不良仲間と悪事を繰り返す、ロクでもない不良青年になっていた。
エグジーの父親に命を救われた同僚のスパイ、ハリー・ハート(英国王のスピーチでオスカーを射止めたコリン・ファース)はグレイをキングスマンのエージェントにリクルートしようとするのですが・・・。






テンポよし、センス抜群、笑いもあり、過去のスパイ映画のオマージュあり、観所満載の、まれにみるおバカ映画でありながら、バイオレンスアクション決定版といっても過言ではないでしょう。ストップ・モーションと回りトラックを駆使した流麗なカメラ・ワークと絶妙の音楽のセレクト(ヘンリー・ジャックマン担当)!




おバカ映画にありがちの薄っぺらさが微塵も感じられず、ワンカット、1シーンごとに工夫を凝らし、練り込まれ、見るものの予測をはるかに越えてテイクオフとランディングを繰り返す。マシュー・ボーン監督の熟練を感じさせる職人技に脱帽です。





ちょっとほめ過ぎかと思われる方は、ぜひ、映画館でお確かめください。
ただし、血で血を洗う超過激なシーンも多数。

昨今の内容の無いスカスカのCG映画に、心底うんざりしている映画通のあなたに超お奨めします。






エグジーを演じたタロン・エガートンはイギリス出身の若手俳優。無名の若干25歳。本作が世界中で大ヒットしたことで続編の製作も決定。これから一気にスターダムを駆け上っていくでしょう。劇中で、彼演じるエグジーはスパイ養成所の訓練を通じて真のオトコに成長していきます。



師匠であり父親代わりのコリン・ファースのように最後は眼鏡とオーダースーツをバシっとキメて、イギリス紳士への世界に臆することなく踏み出す姿は、スターダムに足をかけたタロンのイメージと重なりました。




個人的に5月に香港へ向う飛行機の機中、この映画を途中まで見て、後半が見れずじまい。昨晩、ようやく溜飲を下げれました。ほっ!





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