イメージを喚起させろ

最近、セミナーなどに参加する機会が増えました。経営の勉強をしていますと、マーケティングの大切さを繰り返し学びます。


先日、引退されたジャパネット高田の社長が、なぜすごいのか・・。




メーカーが、早く処分してしまいたいと願う、少しだけ型の古くなった家電を、安価で大量に仕入れ、ご存知のように、自らが広告塔となり、新聞折り込み広告やテレビCMで売りさばいてしまう。あの独特の風貌と、一度、聞いたら忘れ得ぬ、あの独特な高音の声で・・。


さらに、どれだけ便利で、簡単に操作できるかを実演。無金利で、月々の支払いが数千円で収まる支払いプランをご提案。



ついつい、テレビを見た方が、30分以内に電話して申し込んでしまうことも納得できます。


さらにすごいと感心するのは、「イメージを喚起させる」コピーや広告に長けていること。

売りたい商品がビデオカメラだとすると、今春、小学校に入学するお孫さんのランドセル姿をしょった通学や入学式の風景を撮り、自宅の大きなテレビ画面で映して、家族に喜んでもらっている姿を想像させる。さらに、さらにオプションの周辺機材を付属させる。それがあれば、どんな楽しいことが生じるかのイメージを、どんどん喚起させる。これがあれば、どんな楽しいことが待っているのか・・と。


つまり、お金の使い道に困っている高齢者にターゲットを絞り込んで、簡単操作、使い方の指導、安心なメンテナンス・フリー保証など、至れり尽くせりのサービスに特化する。

「あればいいな」のニーズをみつけだし、いち早くシステムを構築する。言葉にするのは簡単でも、簡単ではない。誰が、お金を支払ってくださるのか・・。


そういうニーズに敏感で、これから先の1年後、3年後のマーケットを先読みし、戦略を練る。事業家でなく、起業家として行動し、戦略を練れなければ大きな成功は望めない。

・・なんてご指導を、経営者セミナーでは繰り返し学ぶのです。

ブレークスルーはどこからもたらされるのか・・絶えず考え続け仕組みを作る。

言い訳せずに、まず行動。

ビジネスチャンスの根のところにある法則は、不変だなと思い知るのです。