なにかいいこと

春一番が吹き荒れ、季節を見間違うほどの暖かさ。いったいどうなってるんだ？！

真紅の実が風に揺れる。上着を一枚脱ぎたくなる陽気。

子供の頃、なにかいいことないかなと毎日考えていた。いいことは、両親をはじめとしたまわりの大人が、お膳立てしてくれてやってくる。それは、手間ひまや様々な想いがあって初めて実現する。それが当たり前と思っていた、未熟で、世間知らずな幼いころの日々。

先日は、芦屋のメンバーにわがままを言って、誕生日だった母の髪をお昼間に切らせてもらいました。いつもは、夜に私一人で母を連れてきて、カットするんです。ちょっとした段差を越え車椅子を押して、たたんで、座席に積み込むのに一苦労。

それでも、喜ぶ顔がみるだけで素直によかったと思える。
白くなった髪は、それでもしっかりと伸びていた。

横やんが、丁寧にシャンプーとブローをしてくれる。
ありがとう！
認知症が進んでいる母。明日には忘れているだろうけれども・・。

当たり前だけれど、恥ずかしくも、やればできる、なにかできるという喜びに、心を洗われる冬の１日でした。芦屋のメンバー、ほんとうにありがとう！

いつも、お読みいただき感謝しています。