NY2日目
目覚めたはいいが、時差ぼけでうまく頭が働かない。
T理事長と営業本部長のOさん、派遣の会社社長のMさんとごいっしょさせていただき、近くのカフェで朝食。バイキング形式でフルーツをてんこ盛りにしました。なかなかフレッシュで美味しい。快晴なのだが、あとから予想外の展開に・・。
最初にNY五番街のサロン「momotaro」へ。
ファザードは、こんな感じ。2階にあるサロンです。エレベーターを降りると、正面に受付がある。
階段を登り裏口から入ると、昨夜、カフェバーでごいっしょしたヨシコさんやキャンさんが出迎えてくださる。サロンは生き物。ドアを開けた瞬間に感じる空気感が大切だ。
ゲストが三人おられるサロン内を見学。ヨシコさんがウィービングの真っ最中。
パネルを使っての手の持っていき方や、ピースの取り方など参考になる。
サミーさんご到着で、H川さんと朝のご挨拶。
このサロンの顧客には、NYヤンキースの田中将大投手も。老舗中の老舗。
そこから歩いて数分。H川さんのご案内で、57thSt.にある"Yuki"へ。
通りに面した1階にあるサロンです。
T理事長と話し込んでいるのが、オーナーのYukiさん。
ここはT理事長が30年ほど前、武者修行中、初めてNYを訪れた際、サロンのバックルームで一夜を明かしたという思い出深いサロンだそう。
今では多くのサロンを経営し、美容学校まで作られて大成功されている理事長も、当時は夢見る若者であったのだ。何度も夜中に目覚め、怯えながら一夜を過ごされたとのこと。
さぞかし恐ろしかったに違いない・・。
次に向かったのは、私の希望でNYドライカットの第一人者、山根英治さんの経営する"EIJI"。
途中、突然の雨に見舞われ、雨宿りを繰り返しながらサロンに向かう。NYに来て、こんな土砂降りの雨。びっくり!
ようやくたどり着いた瀟洒なビル。4階に位置するサロンのファザードはさすがにオシャレ。
エレベータから降りて曲線のアプローチがあり受付。活気がある。奥でハグしているのが、H川さんと英治さん。その後ろがT理事長。
T字に横長のサロンは、バンブーが天井まで突き刺したように伸びたセット面のデザインで、かなりアジアンチックで個性的。
すごく流行っている。ウエイティングにもゲストが待っている状態。程なく手の空いた山根英治さんが登場。ハイレイヤーにカットされた超ロングヘヤーは健在。
爽やかな笑顔。最近のドライカットのテーパリングの傾向など、私の技術的な質問にも、即答してくださる。素晴らしい人柄を感じました。
そこから、サミーさん、H川さん、T理事長と四人で、降り続く雨を避けながらとんかつのお店「かつ濱」へ。
とんかつ以外にもカレーやうどん、そばまである。
ヒレカツの定食をいただきました。
キャベツやご飯もお代わりできる。しっかりした海苔で巻いて、明太子が入ったおにぎりがこれまた美味しい。NYでも、美味しい和食が普通に食べられる幸せ。
午後から向かったのはNYでもかなり大きなサロン「pierre michel」。
ワンフロア200坪の大型サロン。
受付を過ぎると無数のセット面、個室、カラーブース、ネイル、エステルームが続いている。案内されないと道に迷ってしまう感じ。
ちょっとこれだけデカいと大味な感じがするのですが・・。
ロングヘアーの日本人スタイリストのヒロさんが対応してくださる。フランクで爽やかな印象。明るくハキハキ。ここで売れるための必要条件が何かを感じました。
そのあと、私の希望にT理事長がお付き合いくださり、「メトロポリタン美術館」へ。
これについては、あまりに広大な広さとキャパで戸惑うばかり。日を改め、写真編集をしてから詳細をご報告させていただきます。
そこから、タクシーでチェルシーへ。東京表参道・青山のサロン「Garden」のNY支店は、それまで視察したサロンの中で、20坪ほどの最も小ぶりなサロン。
20坪ほどの店内にセット面は6つほど。それでも、一番活気があった。
サミーさんは、ガーデンがNYに進出する際、アメリカ政府への申請などの手助けを尽力されたそうで、「須崎」、「サミーさん」と呼び合う間柄。事前に電話していただいていたので、TAKAさんがニコニコ顔で対応してくださる。
YOSIYUKI.KONO店長が夏休み中で帰国中とのこと。TAKAさんからNYのお客様の動向、日々の生活などの情報をお聞きしました。終始、人懐っこく、ニコニコ顔の彼の雰囲気は、売れる要素満載だと。
日本人経営のサロンは、ドアを開けた瞬間の空気感が違う。全員でおもてなししようという意欲が感じられる。アメリカ的な経営に慣れたスタッフ構成では、日本的なチームワークを大切にする風土は難しいように感じる。やはり、きめ細やかな日本の美容技術の水準は、世界有数だと実感しました。
そこから、一度ホテルに戻り、T理事長ご推薦の鮨屋「Jewel Bako」へ。ここはミシュラン一つ星。
インテリアが、これまたシックでモダン。ギャルソンがほぼ全員日本人でスーツを着ていて、カウンターの中の職人さんだけが白衣。
4名で会話したいという運びでカウンターではなくテーブル席。次はカウンターに座りたいな。
突き出しの一品は、和がらしをベースのソースの上に焼きおにぎり風に炙ってカリッとした質感のライスボール。上に赤身のマグロが巻いてあり飛子をトッピングしてある。なかなか日本では味わえない創作寿司。
刺身の盛り合わせもアーティスティク。
寿司一貫は小ぶりで、ネタもなかなか新鮮。何より熱いお茶とガリが美味しい。最後は、ライチのジェラートで。
NYでも和食三昧な私。ありがたや。
という感じで2日目が終了。
いつも、ご訪問いただき感謝しています。