居付いては、進歩はとまる 「修業論」 内田樹

朝稽古から三宅接骨医院へ、黄金のリレー。

早朝は、清々しい朝でしたが、陽が上がりきると蒸し暑さを感じる7月。ついに、セミが声を張り上げ、短い一生の仕上げを始めた。



木曜日なので、芦屋でお仕事。

水道の問題で、芦屋のオ・ブリコルールの移転オープンの日取りが読めず、難儀なことです。ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。



ビジネス面で、あるいは人生においても、予期せぬ障害はつきものです。立ちはだかる問題に、心を奪われてしまいがちですが、本来、何と向かい合うべきなのか。言うまでもなく、最終的には、自分自身との戦いに帰着することがほとんど。



敵(障害)と戦い、それを倒すのではなく、「自分自身の中にある弱さがもたらす禍」を最小限にとどめて、共生し、同化していく術を磨いていくことこそ「修行」と捉えて、説かれた本が表題の「修業論」です。

難解な部分もありますが、武道からはなれても、経営や教育に携わられている方、場の主催者には、バイブルになり得る内容です。私自身、目から鱗の連続。40年間の稽古を通じて、培われたウチダ哲学の神髄です。

超お薦めです。

修業論 (光文社新書) [新書]
内田 樹 (著) http://www.amazon.co.jp/%E4%BF%AE%E6%A5%AD%E8%AB%96-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%86%85%E7%94%B0-%E6%A8%B9/dp/4334037542/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1374153649&sr=8-1&keywords=%E4%BF%AE%E6%A5%AD%E8%AB%96