ターニングポイントの最中で   ひとりごと

いつだって地球は回りながら、広大な宇宙を旅し続けている。





驚くなかれ、その速度は、太陽に対する地球の自転周期が約86 400秒、赤道上でのスピードは1674.4 km/h(Wikipediaより)だそうである。







ちなみに、回転方向は東向きであり、地軸の北方向を正とすると右手回りである。北極星からは反時計回りに見えるそうだ。





しかし、地球号という宇宙船に乗っている我々には、その恐ろしいほどの速度には、まったく気づかない。









同じく、時代の変革の最中にあっても、日々の生活に追われ、それを自覚するのは、かなりの時間がたってからということがほとんどであるように思う。



18世紀後半、石炭による蒸気機関が発明され、鉄道による大量輸送が可能となり、工業化が急速に進む。それが電気・石油へと移行、車、航空機、ロケットエンジンへと。さらに速度上げ、原子力へと・・。



大航海時代以降、植民地と市場を確保できていた先進国が、覇権国家として強大なアドバンテージで、世界システムを永らく牛耳ってきたが、20世紀末、IT革命とともに、技術を含めた情報が世界中に拡散、大きくイデオロギーを含め、支配下に置いていたはずのインドや中国を中心とした発展途上の国々の台頭を、可能にしていく。



いまや、先進国のアドバンテージは揺るぎ、その立場は逆転しつつある。

経済力・軍事力を楯に、その勢力をさらに拡大しようとしていることはご存じの通り。





話を元に戻そう。



15年ほど前、ノストラダムス予言やPCの2000年問題で揺れていたころ、これほどにネットが世界に普及し、小学生でさえも、簡単に世界につながってしまう世界を想像し得ていただろうか?その進化はとどまることを知らず、この一瞬もその速度を加速している。





恐ろしいほどの速度で進行する変化の最中にありながら、われわれは、それをはっきりと自覚できてはいない。



いまこそ、全体を俯瞰し、見渡しておぼろげながらでも理解しておくこと。



そして、できることを行動に移すべき・・・だろう。