ターニング・ポイントを過ぎても・・

以前にも書いたことがありますね。

登山での到達地点は、はっきりと明確ですし、マラソンの折り返し地点は21kmあたりと決まっているけれど、人生では、人によって、そのポイントは、かなりズレが生じるはずと。

肌の張りや髪の毛は15〜16歳がピークで、その後は、徐々に坂道を下るというのが普通の人生です。

しかし、それには個人差があり、自分で坂道を駆け足で落ちるような人もおられれば、階段を踏みしめるがごとく、ゆっくりと下る人もおられるのです。

樋口一葉は15歳で、一家を支え、24歳で生涯を終える。夏目漱石は49歳で・・。

私自身、明治の世なら、すでに死んでいてもおかしくない年齢になった。これから先、どんな服を着ようか、いつごろ白髪にして、短く刈りあげて、ジャケットとスラックスを穿こうかと・・・悩みます。

「いつまで、髪を染めたらいいの?」

よく尋ねられる質問に、私はこう答えます。

「医学の進歩や豊かな食生活の恩恵による高齢化で、子育てを終え、まだ30年間も残っています。その与えられた30年を、元気で、楽しく生きていくには、身だしなみも大切ですよ」と。



これはすなわち、「人とふれあい、互いに助け合っていかないと、楽しい生活を送れない」だろうということです。

ある一定のラインで身だしなみが整っていないと、周りに人が集まってきませんし、助けてもいただけにくくなると思うからですが・・。

もちろん、「いや、私は誰の世話にもならないし、お洒落なんて気にしないから、そろそろ、短いスタイルにして、染めたりするのを止めるわ」とおっしゃる方も、なかにはおられる。

「わかりました。じゃあ、短いショートスタイルにして、カラーもやめましょうね」とお答えして、2〜3か月たったある日。

「やっぱり、前のスタイルにして、カラーするわ」とおっしゃる。

理由をおたずねすると、

「電車に乗っていたら、目の前の若い子に席を譲られて、いやになったの」とか、

「久しぶりに会った孫がね、『おばあちゃん、怖い』って泣き出して、そばに来てくれなくなったの」なんてことをお聞きしたりします。

白くしてしまうのは簡単です。

染めるのをやめ、根元を伸ばしてから、短くカットするなり、ブリーチするなりで元に近い状態には、すぐにできます。

ですから、その時、同時にお願いするのです。

「できるだけ、アイロンのかかったピシッとしたシャツとか、ジャケットをお召しになってくださいね。色も派手目の白地に赤の花柄とかがいいですよ」って。

これは、まわりから、ゴマ塩状態になることで、今まで来ていたお洋服が似合わなくなり、全体に地味に、見えてくるという現象が生じるからです。


途中、人前にでたり、外出がいやになるという弊害もあります。5〜10歳は、確実に老けて見えるから。

年末から、著名な方の訃報をよく耳にします。

私自身は、まわりから「頑張り過ぎですよ~」と聞かされるまでは、まだまだ、少々無理しても、若々しく、元気でいこうと思っています。




元気で、はつらつと、楽しく生きて、ある日突然・・というのが理想ですから・・。

◆単なるメッセージソングでなく、周りを巻き込み楽しくする。秋本さんのAKB48の方向性は、すごいと感心します。

不思議に、元気になれます。ぜひご覧ください。

タクシー運転手と、公園で踊るお母さんと、お菓子売り場で踊るおばちゃんが好きだなあ。


【MV】恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]

http://youtu.be/dFf4AgBNR1E