グローバリゼーションの落とし穴 「一神教と国家」
午前中から昼過ぎまで、京阪神は雪国だった。
カーラジオのFMでは、「ホワイト・バレンタイン」だとDJが、うれしそうにつぶやいていたけれど、西宮から甲山の横あたりをノーマルタイヤを履いたクルマで峠越えの最中。
後輪が空回りして、2度のスタック。前を走る車のレーンをなぞり、命からがら、宝塚南口オペラへ。自然の力には、為す術なし。
人間の愚かな思い込みは、たいへんな惨事を引き起こしかねない。
ソチ五輪に国中が沸いて、寝不足、平和ボケの日本人。複数のメダルを期待してのフィギュアスケート。もちろん、羽生選手には持てる力を存分に発揮してほしいと願っています。
が、緊張、過信、思い込みに、いかに対応できるか・・。
普段、雪の降らない地域では天からの突然の雪の洗礼に、陸も空もダイヤは乱れて右往左往。雪国であれば、日常茶飯事のことだけれど。
天災や長期の気候の変化が起こったら、日本は、いや世界は、どんな状況になるだろうと、ない頭で想像してみたりする。
当たり前と覚え込まされていることは、決して当たり前ではない。刷り込まれた常識のような知識が、ほんとうに正しいのかを、いま一度、検証しなければならないのではないか・・と。
キリスト教文化が善で、イスラームが悪。アメリカ型グローバリゼーションに代表される「世界のフラット化」は善だ。
そんな世界的な風潮に、一石を投じる内容の本があります。
集英社新書、「一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教」中田考、内田樹著。
いま、TPPでなにが行われようとしているのか?
なにゆえ、アメリカは戦争を引き起こすまでに、イスラームを目の敵にしなければならないのか。
なにが世界を、衝き動かしているのか。
腑に落ちたい方は、ぜひ。
Amazon.co.jp: 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)