教えない教育法 宮本哲也
昨夜、たまたまつけたテレビに釘付けとなった。
「全力教室」という番組で、カリスマ塾講師、宮本哲也氏の指導法に感銘を受けたからです。
子供の学力を伸ばしたいがゆえに、親は「勉強しなさい」と指示命令して無理やり型にはめてしまう。諸悪の根源は、身近に存在している「指示指導型の親」の存在であったのです。
押しつけるのではなく、自らがおもしろいと楽しんで、考え続け、学ぶことで飛躍的に学力を伸ばすことができる。
コーチングでも、同様に学んだ、自由に「その人の強みや興味を伸ばしていく」ということはここでも。「楽しい」、「おもしろい」と感じることにしか、人は心底、一生懸命にはなれないのです。
以下の、YOUTUBEをご覧ください。
宮本哲也「算数と国語を同時に伸ばす方法」|ウチノヨメ
動物や果物でなく、数字を当てはめたこのようなパズルを、段階を経てどんどん解かせていく。
このブログでもたびたび書かせていただいていますが、「ひとが、人を変えることはできない」ということを繰り返し述べられています。人間はもともと、好奇心の塊で物事を探求したいという欲求は、本能なのです。
「頑張れ」や「大丈夫?」という言葉の弊害についても。
これらを、
頑張れ (現状の否定)→ 頑張ってるね(現状の肯定)
大丈夫?(現状に対しての不安)→ 大丈夫だよ(肯定と安心感)
と置き換えるだけで、意味はまったく違ってくると。
楽しいと感じる環境、続けて興味を持ち、考え続け、自ら学んでいく指導法。考え、解いて、結果を出すことの喜びを連続させていく。
技術を学ぶ場合でも、まったく同じだと痛感します。
サロンでも、「答えを言い過ぎてしまう」「手取りあし取り教えて、自分で考えるの能力をスポイルする」ことをやめて、興味を持ち、楽しくやり続けられる方法や環境づくりに変えていく必要をあらためて強く感じました。
勉強しないお子さんで悩んでいるお母さん。
その根本原因は、あなたかもしれません。
◆「全力教室」概要
子供に勉強好きになる教えない教育法 (その他)
カリスマ塾講師の宮本哲也が教室に登場し自己紹介。宮本の塾「宮本算数教室」の生徒は開成・桜蔭などへ80%が難関中学校に進学するが、選抜テストはなく無試験先着順。塾では小3はパズルのみが教材で、4年になると2時間30分休憩なしで授業を行うがテキストは無い。
宮本哲也先生が「教えない教育法」について講義。問題が解けたから賢くなるわけではなく、何も教えないことで自分が今持っているものだけで勝負をすることが授業のスタイルで、社会でも役に立つという。生徒たちも授業を楽しんでいた。
宮本哲也先生が「教えない教育法」について講義。勉強ができない子は放っておくことが大事で、計算過程の説明が下手な勉強ができる子と一緒に偏差値がバラバラな教室で問題を真剣に解こうとすることで賢くなるという。
宮本哲也先生が「教えない教育法」について講義。前提としてすべての子供はやる気があり、生まれたばかりの赤ちゃんは勉強は本能であるが、成長につれて親が子供に無理難題を課すことで勉強嫌いになるという。親は子供のころの理不尽な記憶を忘れてしまうことを指摘した。
宮本哲也先生が「教えない教育法」について講義。勉強が好きな生徒に話を聞くと、ゲーム感覚で勉強という意識がなかったといった意見が聞かれた一方、嫌いだった生徒に聞くとテレビゲームのほうが楽しかったと話した。宮本先生は、1回だけゲームにハマったがクリアしたあと虚しくなり、現実の世界で経験値を高めた方が楽しいと主張した。
以下URLにて、さらに:
http://tvtopic.goo.ne.jp/program/info/705756/index.html