観察・俯瞰の薦め

早朝からワンコと夙川をゆく。













紫陽花が盛りで、色とりどりの花を。春の桜が有名ですが、初夏の紫陽花も素晴らしい。ぜひ一度。




御影、住吉、朝稽古。後ろ両手どり(背後から両手を掴まれた形)からの展開。諸先輩方(・・とはいっても年下の)に、ご指導いただき、新たな気づきが。


内田樹師範がよくおっしゃることですが、途中まで相手に技をかけられていることを気取られては良くない。

合気道は、腕や手指の間接をきめることで成立しますが、それは本来、曲がる方向と逆の方向に決めることだと思っていました。気取られないためには、相手の本来動きやすい方向へ導いてから、異なる方向へと落とす。

言葉で解っていただくことは難しいですが、諸先輩のお話に肯くことしきり。小手返しの際に、ストンと腑に落ちました。











そこから、長駆、宝塚山本・PEONYへ。アシスタント勉強会です。まず、一年生に一席、それから、上級生に。

技術のやり方や反復練習の前に、押さえておくことありと。

いつも、しゃべっていることですが、「まず観察ありき」。

プロフェッショナルの仕事には、観察・俯瞰・思考・行動が不可欠と。






一流の板前さんは、魚をみた刹那、種類、鮮度、調理法、捌きと保存と調理の工程を瞬時に見分ける。旬なのか、どんな料理に向くのか、その手順は・・。

マグロや鯛は分かっても、イサキやコハダやコチやノドグロやホウボウの形さえ知りえていない。



プロである故、そのお客様を知り、千差万別のお客様の髪(状態・生え方・クセ・毛流れ・骨格)を観察してデータを自身のなかに蓄積することからと。






長くなりました。

また、近日中に「ヘアデザイン・考」の続編を。



いつも、お読みいただきありがとうございます。