操る楽しみは・・

ギリギリまでカーブをやり過ごし、ヒリヒリと悲鳴を上げる脊髄から肩甲骨の神経シナプス

背筋を伸ばしてハンドルを握りしめ、遥か先の路面を見やりながら、滑り込めそうなスペースを目指し、踏みしめるアクセル。

言葉通りに手に汗握る、死と隣り合わせの極限の世界。





運転をなさる方、特に男子は、こんなスリリングな走行のご経験なくとも、「FUN TO DRIVE」の醍醐味をすべて放棄したいと思われるだろうか?

いくら安心安全が確保されるとはいえ、自動車に限らず、何かを巧みに操る喜びを、人類は放棄できるのでしょうか?



メルセデスベンツアウディGoogleの3社が米カリフォルニア州で自社の自動運転車両の公道走行テストを行う認可が下りたことが明らかになったそうです。

自動走行テストの認可自体は今までもおりていましたが、以前は万が一の事を考え、テスト車両には運転出来るドライバーが同乗するのを義務付けられていました。が、今回からは運転手の同乗が免除され、自動運転車両のみで公道走行テストが行えるそうです。無人の実験を繰り返し、完璧に近づける安全性の研究が続けられるのでしょう。

それでも実用化には、まだまだ時間がかかりそうです。


http://www.j-sd.net/self-driving-car/


アルコールを好んで飲まれる方には朗報かもしれません。しかし、技術の進歩は人間の持っている潜在能力をどんどんと退化させる。

すべて機械任せの世の中になったら・・・。


人類が自滅を免れ、何千年も先の未来がやってくると仮定したら・・人類がSFの映画の中に出てくる、手足が貧弱で、頭でっかちの宇宙人のような姿になる日がやってくるのかもしれません。






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