伝えるスキル

最近のお気に入りCMを・・

カップヌードルのCMが面白い

社会風刺が効いている。CMは世相も表す。


どんなに時代が変わっても変わらないもの。
それは、人の心理・感情の動きですね。


夏は海へ、秋は山へキャンプ、子供たちの喜ぶ笑顔、うっとり見つめる妻の横顔。その間にワンボックスカーに乗っている家族の動画を挿入すれば、このクルマを買えば、こんな幸せな家族になりますよと感情に訴えてくる。


人がオギャと生まれ、ハイハイする動画。成長し小学生になりランドセルをしょって登校する後ろ姿、家族での旅行、運動会で走る姿、合格発表で手を取り合って喜ぶ様子、図書館で勉強する姿、恋人に告白されるシーン、遊園地でのデート、喧嘩するシーン、仲直りして指輪をもらい、両親にご挨拶、泣き顔で両親に感謝の気持ちを伝え、チャペルでバージンロードを歩く・・ほんの30秒のCMで、何十年の半生を簡単に見せてしまう。ウルっとさせて、愛する娘のために・・をしなきゃと父親はすぐにお店に走る・・。

つまり、それにより何が得られる体験をリアルにイメージさせるのです。その積み重ねられたプロセスが省略されているのは問題ですが。




CMのコンテスト「2014 54th ACC CM FESTIVAL」をご存知ですか?


「2014 54th ACC CM FESTIVAL」の応募総数は2278本。テレビ部門には1455本の応募があり、グランプリ1本、ゴールド9本、シルバー10本、ブロンズ22本、ファイナリスト63本が選ばれたそうです。

TVCMでは、前にもご紹介しましたが、個人的には5位のNTT Dビデオのが、いいなと。スマホを操る世代には、そのツールで得られるあやしい体験をイメージさせる。



ほかにも、ドラマ仕立てのロト7や、ドラえもんをイメージしたTOYOTA「TOYOTOWN」なども選出されていますが、


http://www.advertimes.com/20140926/article171187/


広告の業界は、スピードが早く、奥が深くてほんとうに難しい。

結果も瞬時にでてしまう。けれど・・面白い。