合わせることの妙

皆既月食の天文ショーはご覧になれましたか。




正確な周期を経て、3つの星がランデブーする。なんて不思議な偶然。





噴火といい、台風といい、月食といい、太古の人々がこんな自然の驚異を、立て続けに見せられたら、天の啓示、神の怒りと震え上がり、占い師や宗教家や独裁者のいいなりになってしまうのも当然かなと思ったりします。



現代では、そんなことはあってはなりませんが。




早朝、目覚めて御影へ。合気道の朝稽古。

襟取りからの技の展開。相手に、方襟をつかまれそうになるところから、いかに脱するのか。先を制して、入り身転換から入り身側の腕を巻き替える。無いものを想定し、先を制する。


途中、入り身投げという技のたとえ話が、腑に落ちた。

「瓶のフタに、回すと一度、カチリと閉まり、そこから再度回すとしっかり閉まる仕組みのものがある。相手と合気して、全部フルに身体を回すのでなく、相手と「気」が合った瞬間を逃さず、技をかけよ」と、いつもながら絶妙のメタファー。


目で見ずとも、感じる。


「合気」の意味するところの奥深さ。


ここでひとつ、不思議な現象の動画をご覧ください。

64個のメトロノームを不規則、ランダムに作動させます。すると・・



http://buzzmag.jp/archives/13221


これは、「合気」ではなく「同期」と説明されている。

しかし、あまりに不可思議な現象。三々五々、集まった人たちが、最後には隊列を組んで、歩調を合わせる。寸分違わぬリズムで?!本来、正確に拍子を打つはずのメトロノームが・・。


あなたは、どう感じられましたか。



いつも、お立ち寄りいただき感謝しています。