ボン・ボヤージュ

ついについにこの日がやってきた。




オマツこと松尾がアンテーヌを卒業して、パリに行ってしまう日。
最後の日に、たくさんのお客さまに来ていただいた。



この日だけでなく、このひと月、無数のプレゼントを賜っていた。これほどお客さまに惜しまれて卒業した子をみたことがない。


日曜日もかかわらず、三々五々、各サロンからスタッフが集まってくる。お別れの会を、フナとにっしゃんが企画。



横やんが編集したオマツの思い出の写真を集め、スタッフみんなからの贈る言葉を収録した映像をプロジェクターで観る。泣ける編集でした。

その後、みんなを代表して、たつお、アライガール、にっしゃん、タユー、イガ、ウッチャン、マツオカさん、そして私からの送辞が続く。女の子はみんな涙で声が出ない。



入社して10年。


何もできないときから、サロンワークはもちろんのこと、着物の着付け、ヘアーショー、ウエディングのヘアメイクまで自在に出来るスタイリストに成長するプロセスを思い出す。




数々の思い出が浮かんでは消える。

どんな時でも弱音を吐かない。マイナスな言葉を聞いたことがない。
いつも、満面お笑顔と朗らかな声。




まわりの人にパワーを与え続けるオマツ。オマツなら必ずや大きな夢を叶えるだろう。まわりがオマツをほっておかない。どんどん押し上げるだろう。

一期一会。

出会えたことを、心からよかったと思える人はそういない。
ずっと見守り続けたくなる人とはそうは出会わない。

パリの空の舌での大活躍を祈る。

どうか、身体に気をつけて。

ボン・ボヤージュ、オマツ!

また、逢おう!






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