「007 スカイフォール」 鑑賞

このところ、映画を観る時間もなく・・でしたが、久しぶりにTSUTAYAの前で減速し、ハンドルを切りました。





http://youtu.be/fJjB0WNMPSA ←新しい予告編です

主演のダニエル・グレイグに関しては、悪人顔だとか、らしくないとか賛否両論、意見が分かれるところらしいですが、個人的には大好き。やはり、ハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」の影響もありますかね。かたや、窮地に落ちても立ち上がる、不死身の男。かたや敏腕ライターだけれど、普通のおじさん。なかなか、演技もうまい。

出来すぎの荒唐無稽なヒーローものから、ここ3作ほど、リアリティを追求した形へ大きく転換した「ダブルオーセブン」シリーズ。余談ですが、「ゼロゼロセブン」と発音すると、歳がばれちゃうそうです。



歴代の少しキザな英国紳士で、長身・黒髪のいい男。クールだが、ユーモアがあり、女性にモテまくり、世界侵略を狙う、荒唐無稽な、とてつもない敵に立ち向かう不死身の男というくくりでは、限界がきていたのでしょうね。原作のイアン・フレミング自身は、ダンディでかっこいいスパイの世界と、リアリズムに基づいた非情なスパイと、どちらを好むのでしょうか。

今作「007 スカイフォール」は、シリーズ誕生50周年の記念作で23作目。初のアカデミー賞受賞監督のサム・メンデスを抜擢。ワルサーPPK、 アストマーチン、 マネーペニー、 Q、Mと復活させて、原点復帰をした感があります。最低、もう1作ぐらいは、ダニエル・ゲレイグでやってほしいです。



ボンドガールは、セクシーで影のあるフランス女性、セブリン役のベレニス・マーロウ。好きだなあ。「カジノロワイアル」のときのような色恋はないとしても、もうすこし絡ませてあげてほしかったです。

今作での真のボンドガールには、M役ジュディ・デンチということかもしれません。先代のボンド役、ピアース・ブロスナンに対しては、やや男女の雰囲気が若干したんですが、ダニエル・グレイグには、ずっと非情な上司と部下という関係でしたし。花道かな。次回作からのレイフ・ファインズは、これまたいいですね。

敵役ハビエル・バルデムは、一度見たら忘れない怪人で、すごくはまり役だと思うんです。ストーリー的に、最後の対決のシーンあたりでは、やや・・。



イスラム原理主義による9・11以来の、復讐や嫉妬というような「人間の感情」による犯罪という括りからは、うなづける物語だと思います。「怨み」という感情は、なかなか消えない。人間の感情というものは、事象すべての根源ですね。



ファザコンやマザコンの方には、とくにオススメの今作。

長尺ですが、十分に楽しめる作品です。

◆「007 スカイフォール



ダニエル・クレイグジェームズ・ボンドの3作目にして007シリーズ誕生50周年記念作となる通算23作目のスパイ・アクション大作。MI6への恨みを抱く最強の敵を前に、絶体絶命の窮地に追い込まれるジェームズ・ボンドと秘密のベールに包まれた上司Mが辿る衝撃の運命を、迫力のアクションとともにスリリングに描く。共演はM役のジュディ・デンチ、敵役のハビエル・バルデムのほか、レイフ・ファインズアルバート・フィニーベン・ウィショー。監督はシリーズ史上初のアカデミー賞受賞監督の起用となった「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス

 NATOが世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれる緊急事態が発生。英国の諜報機関MI6のエージェント“007”ことジェームズ・ボンドは、リストの収録されたハード・ドライブを取り戻すべくMの指示に従い、敵のエージェントを追い詰めていく。しかし、その作戦が失敗に終り、組織内でのMの立場も危うくなった上、今度はMI6本部が爆破される事態に。そんな窮地に立たされた彼女の前に手負いのボンドが姿を現わし、首謀者を突き止めるため僅かな手掛かりをもとに奔走する。やがてついにその黒幕が判明、一連の犯行は、Mへの復讐に駆られた元MI6の凄腕エージェント、シルヴァによるものだった。執拗にMをつけ狙うシルヴァとの決死の戦いに挑むボンドだが…。







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