立ち位置を知り、変化を受け入れること

急速の変化の最中にいると、人はそのことに気づかない。



地球は、恐ろしい速度で自転しながら、太陽の周りを回り続けている。知識として理解はしていても、そんなことは考えもせず、毎日を生きる。

10年ほど前、これほどにPCが普及し、アフリカをはじめとする第三世界にまで携帯電話が一般化した世界を、誰が想像し得ただろう。


人類は石炭による水蒸気の利用を学び、第一次の産業革命のあと、二次とも呼ぶべき、電気と石油による革命が起こり、そして3次とも呼ばれる、IT革命。インターネットの普及は、情報化の速度を加速し、同時に時間的、物理的距離をどんどん縮めていく。

クーラーの効いていない暑い部屋に居るなら、涼しい風の吹くキンキンに冷えた部屋に移動するでしょう。グローバル化の波の中で、日本にいる価値が下がれば、価値のより高い外国に移住する人も増えるのは自然の理。

人間の代わりが出来るオンライン化や機械化が進むことで、仕事はさらに無くなります。

生鮮食料品以外のものを買うときに、デパートや小売店で実物を確かめ、説明を聞いて、自宅のPCのサイトを開いてクリックすれば、次の日に、より安価で実物が玄関先に届いてしまう時代。生きる術である仕事の本質が、根底から揺らぎ、取り巻く状況が急激に変化しつつあることから目をそらせるべきではありません。

江戸時代から明治維新。戦中戦後、いや、それ以上の変化の最中・・だろう。

そのさらなる行先を、だれが正確に予言できるでしょう。

それでも、また日は昇る。

立ち位置を今一度、考えてみるべきときだと・・。