想像できるか

2020年東京オリンピックの追加種目候補に、サーフィンが残っていることをご存知でしょうか?


かくゆう私も、NHK BS1のドキュメンタリーを偶然見て、注目されていることを知りました。大村奈央、若干23歳、日本でただ一人の女子プロサーファーです。







彼女が高校生の頃へ遡り、どれほどサーフィンにのめり込み、努力を積み重ねてきたか、プロサーファーとなり、体格に勝る世界の強豪相手に、日々の練習や緻密な研究を続けているかを丁寧に取材してあり、釘付けになりました。不安定な波の上で、バランスや瞬時の判断力を要求されるスポーツ。ちょっとした腕の振り、腰の回し方で、ボードは違うトレースを描いてしまう。風や波や潮の流れという自然との闘いでもあります。


海外遠征費を捻出するため、大きなサーフボードや荷物を抱えての電車移動。良い波で練習するための早朝と夕刻の6時間を超える練習。合間にアルバイトと厳しいトレーニングの毎日。それでも、満面の笑みとまわりへの感謝を忘れない。目頭が熱くなりました。





いかなるスポーツ、どのような芸術、様々な仕事でも、回数や経験を重ねて慣れてくると継続しての努力をしなくなる。



出来ているつもり、やれているつもりになってしまい、その環境の中で「こんなものだろう」と高をくくって自己満足で終わる。いまの環境の中で90点でも、全国レベルとか、世界レベルとか、その環境以外の場所なら50点も取れない実力なのかもしれないことに考えが及ばない。結果、平均的な50点選手で終わってしまう。


我々の技術の業界でも、とくに昨今、その傾向が顕著。手先が器用な子ほど、見よう見まねで、少しやったら出来てしまい、それ以上の追求をしなくなる。

でも、「ただ、できる」と「他の追随を許さないほどの感動を与える」というレベルには多大な差がある。漠然と見てしまい、その差に気づかない、理解できていない。本当に…もったいない。

超がつくほどの1流といわれる人物が、どれほどの努力を重ねてそこに辿り着いたかは、分かっているようで、我々、凡人には真の意味で理解できていないに違いない。


道を極めるために、まずは好きになること。そして、見えていない裏の姿を想像し、理解して、どこまでも求め続ける努力だなと改めて感じます。





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